海外規格・認証制度 調査支援サービス

インフラ関連機器、機材の輸出のための海外市場調査として、(一財)JQA(日本品質保証機構)との緊密なパートナーシップにより、製品の強制規格、認証の質の高い事前調査をご支援します。

流通を前提とした輸出を検討される場合、長期的な輸出戦略を考案される場合など、

様々な世界のインフラ関連需要に応えるために、規格・認証の事前調査は第一歩となる作業です

ファインテックのサービスの特徴

1. (一財)JQA(日本品質保証機構)との連携による対応

 多数の海外拠点を有するグローバルなJQAの協力により、安全基準などに関連する各製品の技術仕様、認証制度の分析を行います。特に、認証が必要となった場合においては、現地の試験機関との調整に関する調整支援について、国内にいながら円滑に進めることが期待できます。


2. スピーディーで簡単な海外の公的規格・認証制度の確認

 本支援では、(一財)JQA(日本品質保証機構)との連携を通して、輸出先国の公的規格(CEマーキングなど)、認証制度の速やかな確認ができます。海外出張や現地のコンサルタント探しなどの負担がなくできるため、スピーディーかつ簡易に調査が行えます。

 

 具体的には、まずは貨物に関する技術仕様について状況確認を致します。各調査の段階を経由することにより、仕様変更の範囲、認証取得のコストに係る輸出戦略の早期作成が期待できます。当サービスをご利用いただいた場合のイメージ図を以下に示します。

設計変更範囲、可能性の早期確認をすることで、設計変更、認証コストの早期確認に繋がり、海外輸出戦略を早期に作成できます。それに基づき、海外市場への投入可否の決定をできます。
3. 建設・インフラ関連の規格、認証の調査実績多数

 ファインテックでは、建設・インフラ関連製品、技術に伴う安全性、環境などの評価項目に必要な規格について、調査実績がございます。このため、各技術において求められる「安全性」、「環境」、「身体保護」といった強制規格に関連する多様なキーワードより、緻密な強制規格及び認証の対象となる調査項目の絞り込みが可能です。


ご相談の事例


 例えば以下のようなインフラ関連分野のご相談について、御社の海外展開に必要な調査を致します。

①自律式無人調査、水中点検ロボット等を輸出し、海外の災害対策に活用したいが、現地の安全性に関する規格に対して製品仕様に問題はないか。②吸音タイルを輸出し、音響環境の向上に役立てたいが、音響効果を評価する試験方法は強制規格化されていないか。③マンホール蓋を輸出したいが、輸出先国の品質規格、認証制度上問題はないか。④猛暑国にクールベストを輸出したいが、内部の冷却装置に適用される規格を確認したい。

 

 ※電気設備、回路に関する調査は対象外としております。

サービスの概要


 自社製品が海外市場で円滑に受け入れられるためには、海外の調達先によっては各種技術基準や認証要件に適合する必要があります。例えば、国内では使用可能な電波基準、環境基準でありましても、他国でも同様に活用できるとはかぎりません。また、これらの基準についても、ISOをベースとした任意規格に基づかない場合は、強制規格に関係する各国固有の規制、認証手続きの確認が必須と考えられます。

 

 ファインテックでは、御社の自社製品や技術の海外展開に先立ち、当該国の強制規格に関わる技術基準、認証制度の事前調査により、御社の効率的な海外展開をご支援致します。

 

 また、輸出先の国において求められる提出資料、ドキュメント等に関する必要なアドバイスを含めることも可能です。調査業務の全体構成を下図に示します。

調査業務の全体構成
調査業務の全体構成

調査の内容


 当サービスは以下の3部により構成されています。

1. 製品の設計・仕様調査

 基本情報として、国内市場で流通している類似製品の規格、輸出予定製品の基本スペックを確認致します。

【確認内容】
  (1) 日本国内で適用される各種規格(業界規格、JIS規格等)
  (2)  消費者の安全性、環境維持事項に関する各種規格、規制法令
  (3) 輸出先国・地域における使用用途、納入先、活用方法、論点箇所の部品状況
2. 輸出先国の強制規格、認証制度の調査支援

 上記「1.」でいただいた各種情報を元に、輸出先国・地域における強制規格を抽出した上で、以下の項目について弊社独自の回答様式を使用し対応致します。なお、電波基準の適合性などの特定の項目のみの調査支援についても対応致します。

【回答事項】
  (1) 御社製品の基本スペック、仕様と輸出先国の基準等との相違点
  (2)  変更又は追加が望ましい製品の部分及び技術基準(GAP分析)
  (3) 取得が必要となる認証、認証手順(海外での試験実施の可否など)
3. 輸出先国で求められるドキュメント等の調査支援

 認証が求められる場合において、必要となる自己適合宣言などのドキュメントの有無、形式などについて、上記に含めて書面によりご回答致します。

契約のフロー


  • 輸出先国、輸出予定製品を特定の上で、お申込みください。

  • 調査業務の内容をご説明いたします。
  • 具体的な調査対象箇所・部分をヒアリング致します。

  • 調査対象範囲の特定後に、見積書を発行致します(JQAと協議後)
  • 内容にご承認いただきましたら、契約手続きとなります。

  • 契約後に、調査業務を開始致します。
  • 必要な資料、情報のご提供をお願い致します。

  • 調査結果について、調査様式及び付属資料として提供致します。

  • 調査結果を元に、海外メーカー等との商談、御社の設計仕様などにご活用ください。

※設計・開発等への採用にあたりましては、必ず現地メーカー、商社等との個別に協議の上で採否の決定をお願い致します。